(承前)答えの前に『1Q84』をめぐる二つめの問題を出しておきます。柳屋敷が分かれば、自然に解ける問題です → WORK


活動理念


文学旅行は

本当に出発したのか?


 それは、出版社で編集者をしている鹿子沢(かのこざわ)が、ホテル・旅館コンサルタントで先輩でもあるイチゲ氏と、5年ぶりに一献かたむけているときでした。飯田橋の、肴の旨い店でのことです。

 

「オレ、今、こんなこと考えてるんだ」

 

 鹿子沢が、密かに温めていた小さなアイデアを話しました。

 

「面白いね、ソレ」

 

 イチゲ氏は、そのアイデアを受け入れたのです。

 

 すべては、ここから始まりました。

 

 その日から二人は、毎日のように打ち合わせをするようになりました。ヒコーキは会社をサボり、イチゲ氏は仕事の締め切りをぶっちぎって、気がつくと某ハンバーガーチェーンの注文カウンター前に立っているのです。笑顔で100円コーヒーを受け取ると、寄り道している高校生の投げ出す大根足をかき分けて席を確保し、そこで何時間もアイデアを出し合いました。

 

 これまでの地域振興やまち興しに欠けていた視点は何だろう。自分たちの持つ技術や知識、人脈を活かすには、どうすればよいか。組織の作り方は何が最適か──。

 

 小さかったアイデアは、打ち合わせのたびにどんどん変化し、思いもかけない方向へ大きくなっていきました。いったいどれだけの100円玉が某チェーンに落ちたでしょう。やがて1つのキーワードが飛び出しました。

 

「〝旅行〟はどうだ?」

 

 ぐわっと空気が動くのを感じました。

 

「……それなら広がりを持てる!」

 

 NPO法人文学旅行は、こうして誕生したのです。


私たちの目的

私たちは、文学振興と旅行促進を融合して、地域活性化を応援していきます。

 

普通の人の、普通の生活を、心豊かに彩り、愉しみながら、遊びながら、人間への洞察力を共に身につけてゆくことを目的とします。

 

そのために、自らも言葉を軸とした、あらゆるかたちの表現をしてまいります。

 

私たちは、自ら体験することによって得た事物の本質的な理解を、より多くの人と共有していく努力を続けます。